テトラパックの歴史

1977 年のテトラパック創立 25 周年で、テトラパックについて語るテトラパックの創業者ルーベン・ラウジング博士。

1951 年 スウェーデン・ルンドにて、ルーベン・ラウジング博士が AB Tetra Pak(エービーテトラパック)社を設立します。 当初は Åkerlund & Rausing(オークランド&ラウジング)社の子会社としてのスタートでした。 5 月 18 日、新しい紙容器システムが報道陣に発表され、大いに注目を集めます。

1952 年 9 月には、四面体紙容器用のテトラパックの最初の充填機がルンドの乳業会社 Lundaortens Mejeriförening 社に納入されます。 11 月には、100ml 紙容器でのクリームの充填包装が開始されています。

1953 年 紙容器入りクリームが、スウェーデンで徐々に普及し始めます。 スウェーデン、ストックホルムの Mjölkcentralen 社が初めて テトラパック® 充填機を設置し、 紙のラミネーションとしては初めてポリエチレンが使用されます。

1954 年 500ml の四面体紙容器に充填包装する最初の充填機が、スウェーデンのストックホルムおよびエスキルストゥーナの Mjölkcentralen 社に設置されます。 また、テトラパックの充填機が初めてドイツ、ハンブルグの Alster Milchwerk 社に輸出され、納入されています。

1956 年 スウェーデン、ルンドの新工場敷地内に本社を移転し、現在に至ります。 また、この年に無菌(アセプティック)充填包装システムの研究開発が開始されます。

1957 年 初めての 1 リットルの紙容器用充填機を、スウェーデン、リンコピングの乳業工場に設置します。

1958 年 四面体の紙容器用充填機のライン(テトラ・クラシック®)が拡充され、牛乳および非炭酸飲料向けの 200ml ポーションパックが加わります。

1959 年 テトラ・ブリック®容器の研究開発を開始します。

1960 年 スウェーデン国外では初となる包材加工工場がメキシコで始動します。 これにより、紙容器の年間生産能力が 10 億個以上になりました。

1961 年 無菌状態の牛乳を無菌充填する最初の充填機が、スイスのトゥーンで 9 月に行われた記者会見で発表されます。 最初の納入先となったのはソ連です。

1962年 四面体紙容器用パッケージシステムのマーケティングに関する契約を米国の Milliken Corporation と締結し、 Milliken Tetra Pak 社が設立されます。また、米国南カリフォルニアのホワイトストーンで、包装用紙工場の建設が始まります。

1963 年 テトラ・ブリック®容器がスウェーデンのムータラで、次いでストックホルムで発売されます。 この年に紙容器の年間生産能力が 27 億個以上になりました。

1964 年テトラ・クラッシック®アセプティック充填機が、ヨーロッパ以外では初めてレバノンに設置されます。 これにより、紙容器の年間生産能力が 35 億個以上になりました。

1965 年 Åkerlund & Rausing 社が売却されますが、ルーベン・ラウジング博士はその子会社である AB Tetra Pak 社を保持し続けます。 また、イタリアのルビエーラの新工場で包装用紙の生産を開始します。 さらに、屋根型容器のテトラ・レックス® 紙容器が発表されています。 この年に紙容器の年間生産能力が 43 億個以上になりました。

1969 年 スウェーデンのフォシュハガ、ドイツのリンブルクの 2 か所で新たに建設された包装用紙工場において生産準備が整い、 テトラ・ブリック®アセプティック充填機の最初のシリーズが製造されます。 また、1 リットルの紙容器用のテトラ・クラッシック®アセプティック充填機が発表されています。 

1970 年 ドイツのプフングシュタットで新たな開発部門が立ち上げられます。 また、スペインのアルガンダで新たな包装用紙工場が始動します。

1971 年 日本の御殿場とフランスのディジョンの 2 か所に新工場が追加され、包装用紙の生産能力が拡大します。

テトラパック容器の合計生産量が 100 億ユニットを超えます。

1972 年中国で初めてテトラパック® が展示されます。 これは、北京トレードフェアに参加したときのことです。

ケニアのナイロビにトレーニングセンターが開設されます。

1973 年 イタリアのラティーナ工場が包装用紙の生産を開始し、 紙容器の年間生産能力が 110 億個を超えました。

1974 年 オーストラリアで包装用紙工場が始動します。

1975 年 たんぱく質の供給に重点を置いた大規模な社会プログラムの一環として、イランと大型契約を締結します。 また、オランダ・モーデイク、スイス・ロモンの 2 か所の新工場で、包装用紙の生産が開始されています。

1976 年 スウェーデン、ルンド一帯の小数の店舗で、テトラ・キングパッケージシステムの試験販売を実施します。

1977 年 テトラパック® 容器の合計生産量が 200 億ユニットを超えます。

1978 年 乳業界で初めて工場内無人搬送車を導入。 このシステムは、スウェーデンのリンコピングに新設された Arla (アルラ) 社の乳製品製造工場に設置されています。 また、ブラジルのモンテモルで、テトラパック® の包装用紙工場が始動します。

1979 年テトラ・ブリック®アセプティック充填機を初めて中国に納入します。 また、英国で包装用紙工場が始動しています。 工場の所在地は、ノースウェールズのレクサムです。 この年に紙容器の年間生産能力が 220 億個以上になりました。

1980 年 イタリアのモデナに、充填機の組み立てと最終テストを実施するステーションを建設します。 また、ポルトガルの新工場で包装用紙の生産を開始しました。 この年にテトラパック紙容器の合計生産量が 300 億ユニットを超えています。

1981 年 テトラパックグループの経営機能がスウェーデンのルンドからスイスのローザンヌに移転しました。 また、ドイツのベルリン、日本の西神、シンガポールのジュロンで新工場が始動し、包装用紙の生産能力が増強されています。

1982 年 オフセット印刷の新しい方式を開発しました。

1983 年 8 月 10 日、テトラパック創設者のルーベン・ラウジング博士が逝去します。 また、パキスタン、ケニア、フィンランドに新設した包装用紙工場で生産が開始されています。 さらに、スウェーデン、ルンドのテトラパックに技術トレーニングスクールを開設しました。これは、お客様の工場から来校したスタッフのトレーニングを目的とした施設です。 このスクールでは、年に 600 人の研修生を受け入れ可能です。 この年に紙容器の年間生産能力が 330 億個に達しました。

1984 年 米国デントンおよびベネズエラの 2 か所で、新たな包装用紙工場が始動します。

1985 年 アルゼンチンおよびカナダの 2 か所に、包装用紙工場が新設されます。

1986 年 最新のチルド乳製品パッケージシステムの試験販売がベルギーで成功を収めたことを受け、最初のテトラ・トップ® 充填機をスペインに納入します。 この年にテトラパック®紙容器の合計生産量が 400 億ユニット以上になります。

1987 年中国の北京で、Tetra Pak®包装用紙のターンキー製造工場が始動します。 また、台湾でも新たな包装用紙工場で生産を開始します。 さらに 12 月にはフィジーでも 2 台の充填機が稼働を開始し、 Tetra Pak® 充填機が 100 か所の市場に行き渡ったことになります。

1988 年 ウクライナのキエフで包装用紙の生産を開始します。 また、インドおよびトルコの 2 か所で、新たな包装用紙工場が始動します。

1989 年 韓国に新設された包装用紙工場で生産を開始します。 また、米国北西部に屋根型紙容器の製造工場を設立します。 これにより、紙容器の年間生産量が 510 億個を超えます。

1990 年 ハンガリーのブダペスト郊外にある包装用紙工場の建設予定地で起工式を行いました。これは、テトラパックのジョイントベンチャーによって建設される工場です。

1991 年食品産業、食品加工業、農業における世界最大の機械およびプラント設備サプライヤーの 1 つであるアルファラバル社の買収を完了します。 テトラパックアルファラバルグループが誕生します。 また、中国の佛山 (フォーシャン) で新たな包装用紙工場が始動し、 紙容器の年間生産能力が 610 億個以上を記録します。

1993 年 1 月 1 日にテトララバル社を設立します。 テトラパック、テトララバルフード、アルファラバル、アルファラバルアグリの 4 社からなる新しいグループ会社が誕生します。 この年にテトラパック® 紙容器の合計生産量が 600 億ユニットを超えます。

1995 年 Tebel (ティーベル) MKT 社の買収により、ハードチーズおよびセミハードチーズの製造設備が加わり、取扱製品が拡大しました。 ティーベル社は、この分野における世界最大手の製造会社の 1 つで、 この買収でテトラパック® 紙容器の合計生産量が 760 億ユニットを超えます。

1997 年 7 か所に工場を新設したことで、生産能力が飛躍的に拡大します。 新設した各工場の所在地は、中国、コロンビア、インド、イタリア、メキシコ、英国です。 また、新しいパッケージシステムとして、 テトラ・プリズマ® アセプティック、テトラ・ウェッジ® アセプティック、テトラ・フィノ® アセプティックの 3 種類を発売しました。 この年に紙容器の年間生産能力が 820 億個になりました。

1998 年 サウジアラビアのジェッダ近郊で、同一施設内に 2 つの工場を新設します。 1つの工場では紙容器用の包装用紙を製造し、もう一方の工場ではペットボトルのプリフォームを製造しています。 新しいテトラ・トップ®容器のテトラ・トップ®容器 250ml ミニ グランドタブを日本で発売します。 新しい紙容器はスリムな形状で、角が丸みを帯びていて注ぎやすく、容器から直接飲みやすい大きな開け口が特徴です。 この年にテトラパック®紙容器の生産量が 850 億ユニットを超えます。

1999 年 ブラジルのポンタグロッサに新たな包装用紙工場を設立します。 また、パッケージの開け口およびキャップを開発・販売するフランス企業 Novembal(ノベンバル)社を買収しています。

2000 年 全世界における事業について、初めての企業環境報告(CER)を発行します。 外部機関がテトラパックの CER を他社の環境報告と比較対照し、テトラパックを報告内容の優れた企業として評価しています。

2001 年 100 台目となるテトラ・フィノ®アセプティック充填機を 2 月に生産し、中国に納入します。 また、オーストラリアの Carinthian Milk 社では、再封できるスクリューキャップ付きのテトラ・トップ®紙容器を導入したことにより、売上高が 20% 増加しています。 この年に Novembal 社がメキシコのメヒカリに新工場を設立し、 紙容器の年間生産能力が 940 億個以上になりました。

2002 年 豆乳製品の総合的な加工およびパッケージラインを初めて発売します。 新しいラインは、製品の加工処理および充填包装におけるすべての工程に対応します。 9 月には、テトラパックが創立 50 周年を迎えます。

2003 年テトララバルグループにとっては 3 番目の産業グループとなる Sidel(シデル)社が加わります。同社はプラスチックボトル用の機器の企業として、世界でも最大手の 1 つです。 テトラパックは新しいパッケージシステムのテトラ・リカルト®を発売します。 このシステムでは、包装用紙と包装された製品を同時に殺菌する技術を活用することにより、従来は缶や瓶に詰められていた多くの食品に、新たな包装ソリューションを提供することが可能になりました。 この年に紙容器の年間生産能力が 1050 億個に達します。

2004 年 チルド製品向けの新たなマシンプラットフォームとして、 テトラパック® C3/Flex充填機が開発されました。この装置は非常に適応性が高く、異なるボリュームや異なる製品間の切り替えが簡単にできる機能を備えています。 この年は、1100 億個以上の紙容器が製造されています。

2005 年 テトラ・サーム・アセプティック・センサを発売します。 この装置は、フルーツ系飲料のブレンドおよび殺菌を行う新技術に基づく製品です。 また、新たにテトラパック® A1パッケージラインが発表されます。これにより、お客様は競争力のある価格で市場に参入することができます。 この年の紙容器の年間生産能力は 1200 億個以上を記録しました。

2006 年 テトラパック® A1充填機が、世界でもっともコスト効率の良い充填機となります。この装置では、250ml サイズのテトラ・フィノ® アセプティック容器を 1 時間に 9,200 個製造することができます。 また、テトラ・サーム・アセプティック フレックスが、UHT 製品の効率的生産における新たな標準となります。 テトラ・サーム・ラクタ牛乳殺菌機は、全体で最大 12% の省エネ率を実現します。 この年に Tetra Pak紙容器の生産量が 1290 億ユニットを超えていますが、そのうちの 230 億の紙容器が中国で生産されています。

2007 年初の FSC™(Forest Stewardship Council™)のラベル付き紙容器がテトラパックによって英国市場に投入されます。 テトラ・ジェミーナ®アセプティック容器は、果汁および液体乳製品向けとして世界で初めての完全なアセプティック性能を持つ屋根型容器です。 テトラ・トップ®容器に初めてスクリューキャップを付けることでワンステップで開封できるようになり、ボトルと同様の機能性を実現しました。

2008 年 テトラ・ラクテンソ・アセプティックは、UHT 牛乳生産ソリューションです。より少ない原材料からより多くの乳製品を製造できるソリューションで、性能および持続可能性における新たな標準となります。 この年は、1410 億個以上の紙容器が製造されています。

2009 年 中国のフフホトで新たな包装用紙工場が始動し、中国における乳製品および飲料産業の拡大に対応します。 テトラパックの FSC ラベル付き紙容器は 15 億個以上になりました。

2010年テトラパックはスウェーデン森林産業連盟から気候賞を受賞します。 カール・フィリップ殿下よりフィン・ラウジングに授与されます。 殿下は受賞の理由を次のように述べています。 「テトラパックの取り組みは、原材料の供給源である森林に対しても責任を示し、 同様の取り組みを推進している組織は世界でも数少ない」 2010 年には、85 億を超える FSC ラベルの付いたテトラパック®紙容器が消費者に届きます。

2011 年世界初のアンビエントミルク用紙容器であるテトラ・エベロ®アセプティック容器が発売されます。 すでに成功を収めているチェダーチーズブロック成形機の次世代機として、テトラ・ティーベル・ブロックフォーマーを発売します。この製品により、チーズ製造会社は環境パフォーマンスの向上、コスト削減、製品ロスの削減を実現できます。 新しい外観のテトラ・ブリック®アセプティック エッジが 11 月に発売され、機能性の向上、コストの削減、環境プロファイルの向上に貢献しています。 

2012 年スウェーデンのルンドにテトラ・リカルト®の食品開発センターがオープンします。 新製品であるテトラ・ブリック®アセプティック 1000 エッジ ライトキャップ30 は、牛乳、ジュース、ネクター、ワインなどの液体製品向けに世界中で販売されています。 264 億個の FSC ラベル付き紙容器が、世界 37 か国の消費者の手元に届けられています。 

2013 年 FSC ラベル付きの Tetra Pak®紙容器で製品を販売する国の数が大幅に増加し、50 か国を超えました。増加率は 40% に達する勢いです。 

2014 年炭酸飲料における新たな生産能力としてテトラパックはミテコ社を買収します。 テトラパックのバイオキャップの世界的な出荷は 20 億に達し、2013 年より 81% 増加しています。

2015 年 テトラパックは、植物ベースの素材で作られた世界初の紙容器テトラ・レックス® バイオベースを発売します。この容器にはサトウキビ由来の低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムと高密度ポリエチレン(HDPF)クロージャーが使用されています。 テトラパックは Obram S.A. 社を買収します。同社はポーランドの大手プロバイダーで、東ヨーロッパでチーズ技術ソリューションと装置を提供しています。

2016 年 テトラパックは、世界で最も先進的なプラントオートメーションおよび情報ソリューションであるテトラパック®プラントマスターの新しいバージョンを発表し、メーカーが単一の制御およびデータ管理システムを通じてプラント全体を管理できるようになりました。 バイオ素材ライトキャップ付きテトラ・ブリック®アセプティック容器 1000 エッジが世界初のアセプティック紙容器として、再生可能性の最高クラスに認証されました。 テトラパックがオランダのチーズモールド大手 Laude 社を買収します。

2017 年 テトラパックは、森林破壊への取り組みにおける CDP 森林プログラムにより、これまでの最高のスコアを授与されます。 新しい 2 つのテトラパック® E3 充填機が発売されます。お客様は最高水準の eBeam 滅菌技術を使用して常温およびチルド飲料製品を生産できるようになりました。 新しいテトラ・フィノ®アセプティック容器 100 ウルトラ MiM 紙容器パウチはアイスクリームの新しい革新的ソリューションです。液体を室温で充填および分配して冷凍することができます。 店頭の棚に並べられた FSC ラベル付きのテトラパック紙容器は 3,000 億個を超えました。

2018 年新しいプラント管理サービスであるTetra Pak® Plant Secureが発表されます。また、大きなサイズの粒体がミックスされたスティックアイスクリーム製品を製造する、特許を取得した新設計のテトラパック® エクストルージョンホイールが発売されます。 テトラパックは世界的な資源管理会社 Veolia と協力し、2025 年までに EU 内で収集された使用済み飲料用紙容器の全成分をリサイクルできるようにパートナーシップを結びました。5 億以上のテトラ・レックス® バイオベースの紙容器が納入されています。

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