Syria and Lebanon

シリアとレバノンの難民児童の就学を改善

シリアとレバノンで実施された新しい学校給食牛乳プログラムにより、難民の生徒児童の栄養状態および学校参加が改善され、退学率が低下しています

課題

シリアおよびその周辺諸国では、内戦によって数百万人の人々が住む場所を失いました。 戦闘が発生している中での学校教育は困難であり、多くの難民家族は、自分たちの子供を学校へ送り出すことに抵抗を感じています。

2017 年の学期末までに確認できた就学年齢のシリア難民児童 170 万人のうち、未就学児は 40% を超えていました。 また、小学校に入学した生徒の中で、卒業を迎える子供の数は半数未満です。 難民児童の中で、中学校に入学するのはわずか 2% です。 このように巨大な児童グループへの教育が不足していることは、近い将来長期的な悪影響をもたらします。

イニシアチブ:

シリアとレバノンで実施された学校給食牛乳プログラムは、ほとんどの児童が十分な食事を安定して得られていない状況の中で、児童を復学させて彼らの栄養状態を改善することを目的としています。

2017 年の始めに、世界食糧計画 (WFP) はシリアの学校給食牛乳プログラムを実施することを任じられました。テトラパックの顧客である、アイルランドの Glanbia、ポルトガルの Lactogal、スペインの ILAS は、ヨーロッパ農家からの支援パッケージの一部として、テトラ・ブリック®・アセプティック容器入りのUHT(Ultra High Temperature:超高温殺菌)牛乳を 35 万人のシリア児童に提供しました。 欧州委員会は、このプログラムに対して 3000 万ユーロの資金提供を行っています。

その一方、隣国のレバノンでは、テトラパックの顧客である LibanLait が地元で生産したUHT(Ultra High Temperature:超高温殺菌)牛乳を、2 つのプログラムを通じて同国の学校に提供しています。 プログラムでは、WPF と Lebanese Ministry of Education、および NGO 組織 Theirworld とそれぞれ協働しています。

価値

プログラムの初期には、児童の学校参加、学習成果、健康、福祉が改善される結果が現れました。 登校しなくなる生徒の割合は、8.4% から 4.9% まで下降しました。

さらに、午前と午後の両方の授業に出席している生徒の中では、健康体重の顕著な増加が見られました。 午前の時間内では、太りすぎの児童の割合は 10.8% から 9.6% まで下降し、午後の時間内では 6.2% から 3.7% まで下降しています。

「Theirworld の朝食プログラムは確固たる調査モデルによって実証されており、生徒の食事の多様性は前年から見て改善しています。 これは退学率の低下と合わせて、学習支援を行うために生徒に栄養価の高い軽食や牛乳を日常的に提供することの必要性と重要性を証明しています」 - キンバレー・グリーン、Safe Schools のプロジェクト マネージャー。

今後の展望

今後も、このプログラムにより、戦時下および願わくば平和な時代のどちらにおいても、未来の世代の心と体を作る支援をします。