ポリマー

当社のパッケージングは主に責任ある調達をされた紙を原料に使っています。さらに、その保護層、キャップ、開け口、ストローにはポリマーを使用していることから、プラスチック問題への対処も当社が果たすべき責任だと考えています。

バイオ素材ポリマー

テトラパックのパッケージにはポリマーまたはプラスチックの薄い層があり、それが湿気の出入りを防止して、中の製品の鮮度を保っています。 これはキャップ、開け口、そしてストローにも使われています。 当社の長期的目標は、化石燃料をこれ以上抽出する必要なく、すべてのチルドおよび常温用パッケージに再生可能ポリマーまたはリサイクル済みのポリマーを使用することです。

しかし、業界はまだ変革を始めたばかりであり、再生可能ポリマーが従来の化石燃料由来のポリマーに完全に置き換わるまでには、やるべきことが数多くあります。 当社は現在、すべての購買カテゴリーで使用している責任ある調達の要件を、植物由来のポリマーに対しても同じく使用しています。

これ以外にも、当社の植物由来ポリマーのサプライヤーは ProForest と協働しています。同社は、天然資源の持続可能な管理と調達の支援に関して世界をリードしている企業です。 また、当社のサプライヤーは、サトウキビのプランテーションから再生可能なポリエチレンの生産設備に至るまでの Bonsucro Chain of Custody も確立しています。 2018 年、当社製の再生可能なポリエチレンに使用されるバイオエタノールの 60% は Bonsucro Certification から調達されました。

ポリマーに関する当社の歴史と発展

2011 年、テトラパックはバイオ素材によるポリマーを使用した業界初のキャップを発表しました。 これはブラジル産のサトウキビ由来のエタノールからできており、外観は従来のキャップとまったく同じですが、カーボン・フットプリントが大幅に低くなっています。 バイオベースキャップが販売されている地域では、お客様が追加投資や充填機への変更を行うことなく、容易にバイオ素材キャップに切り替えられます。 新しい素材は制限なく従来のポリマーと一緒に加工処理されるため、リサイクル性に影響はありません。 現在では、あらゆる新型容器に合わせたバイオベースキャップを提供できるようになりました。

2014 年には、再生可能な資源のみを使用した世界初の液体食品用紙容器、 テトラ・レックス バイオバイオベース容器を発売しました。この容器はキャップ、ネック部、およびフィルムにバイオ素材が使用されています。 完全に再生可能な資源を使用した容器は 2018 年の始めまでに、お客様のニーズに応えて 5 億個以上が出荷されました。 2016 年には、バイオ素材のライトキャップ™ 30 付きテトラ・ブリック・アセプティック 1000 エッジ容器も発売されました。 これはフィルムとキャップがサトウキビ由来のプラスチックでできた初のアセプティック容器です。 これを紙の部分と合わせると、この容器は 80% 以上が再生可能な資源から作られた原材料でできており、試験企業である TÜV Austria の四つ星認証基準を満たしています。

バイオ素材ポリマーの数字情報

• 完全に再生可能な資源を使用したテトラ・レックス バイオベース容器は、 2018 年の始めまでに、お客様のニーズに応えて 5 億個以上(2016 年時点では 1 億個)が出荷されました。
• 2014 年から 2017 年の間に、バイオ素材ポリマーでコーティングされた容器は 551 億個出荷されました。
• 2018 年に販売された当社の開け口の 11% はバイオベースキャップでした


2018 年の始めに、テトラパックは、循環経済のための EU のアクション プランにおいて重要な部分である、EU のプラスチック廃棄物削減戦略の支援を公約しました。 この公約は 3 つの部から成り、2 部と 3 部は以下に関連しています。 テトラパックは、再生可能な原材料由来のプラスチックの使用量を大幅に増加させ、食品接触包材として安全かつ法的に受容可能と認められたリサイクル済みプラスチックを使用します。 ​

2019 年 3 月にはエレン・マッカーサー財団による New Plastics Economy Global Commitment (新プラスチック経済グローバル コミットメント) に署名し、また、ポリアル (飲料用紙パックの非繊維成分となるポリマーとアルミニウムの混合物) のリサイクル率向上に向けてパートナーと共に取り組むことは、当社の公約の一つでもありました。 ​

挑戦と機会

バイオ素材のポリマーが主流になるまでは、長い時間がかかります。 特に当社は、現地での食料の入手可能性や労働条件が受ける影響の程度など、バイオ素材のポリマーの社会的コストに配慮しています。 こうした大きな進歩はあるものの、バイオ素材ポリマーはプラスチック業界において依然として少数派の製品であり、そのため、現在の当社の紙容器のごく一部にしか利用されていません。 テトラパックでは引き続き、この利用率を拡大させ、あらゆるサイズのパッケージにこの素材をより多く使用していくことを目指しています。 

当社はパートナーと協力してこうした問題の研究を進めながら、同時に他の植物由来材料、有機廃棄物、藻類などという代替品の評価も継続的に行っています。 たとえば、南北アメリカ最大の熱可塑性樹脂メーカーである Braskem 社と合意し、現在ではブラジルで製造されるすべての紙容器のコーティングに、持続可能な調達で得られたサトウキビ由来の低密度ポリエチレンを使用しています。 Braskem 社の調達は社会基準と環境基準を含む行動規範をガイドとして行われており、その行動規範が当社との契約の一部にもなっています。 Braskem は、2020 年までに当社のバイオ素材ポリマーに使用されるバイオ エタノールの 100% を Bonsucro 基準に認定できるようにする取り組みを進めています(2017 年時点で約 40%)。

当社のポリマー使用の詳細について